萩広史のワイナリー巡り(日本)

日本のブドウは「秋の味覚の代名詞」とも言え、ぶどう畑と言えば、たわわに実った巨峰やピオーネが大事に一房ごとに袋をかぶされてぶら下がり、カップルや家族連れがぶどう狩りを楽しんでいるような風景を思い浮かべる人が多く、ワイン農園を思い浮かべる人はあまり多くないでしょう。萩広史も日本のワイナリー巡りをするまではそういう印象を持っていました。それもそのはずで、日本でブドウはワインに加工するよりもデザートとして生食で流通する割合が7割以上と大半を占め、国内ワイン加工量は2割ほどしか無いのです。

世界的には全く逆で、ブドウ生産量の約8割がワインとして加工されています。それでももちろん日本にも優秀なワイナリーは多く存在し、大手酒造メーカーのワイナリー巡りのバスツアーは近年大変人気となっています。ヴィンテージチャートの公開をしている会社もあります。とは言え、世界的に見れば、日本はワイン発展途上国であることは否めません。萩広史の国産ヴィンテージワインコレクション歴は比較的新しく、いまだに蔵出しワイン(生産元の貯蔵庫で完璧なコンディションで眠っているワイン)を直接買い付けているような信頼できる仲介(販売店や飲食店)を経由し、そこで出会って萩広史が「美味しい」と感じたワインとその生産者について、知識を掘り下げていく場合がほとんどです。

日本はワイン発展途上国であることは事実ですが、萩広史が特に惹かれているのは、日本の気候風土と日本が持つ最先端技術を生かし、日本に合った良いワインを作り上げる努力を続けているワイナリーです。世界にはない日本らしさを感じるからです。良いワインをつくる為の大前提である「良いブドウを作り上げること」を実現するためには、適正なタイミングで収穫を行うことが大事です。成長過程でいくら好天に恵まれていても、収穫前に雨が降ってしまうと、せっかくのブドウが水分を吸ってしまい、全てが水の泡になってしまいます。雨の多い日本では、詳細な気温データの収集・分析に基く予測が非常に重要となり、それをセンサーで電子化することで、管理事務所内での見極めができるようになるようなシステムを実験的に導入しているワイン農園を、実際に萩広史は見学して、とても感動しました。

ワインは地元食材・郷土料理との相性が抜群であることは、日本のワインにも言えることです。萩広史はワインに合った食事の提案をできるソムリエ有資格者として、地ワインに合う料理のマッチングも考えるようにしています。甲州で見つけた某ヴィンテージワインには、同じく甲州特産品の煮あわびとの相性が抜群で(海なし県なので厳密にはあわびは静岡産なのですが)、すぐに人に薦めるようになりました。自分が発見した料理とワインの組み合わせをお客様に喜んでいただけたときが、一目置かれたいと人一倍思っている萩広史にとっては至福の時なのです。

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